第一子を生んで、2人目はいらないと思った
子供はできれば2人ほしいと思っていました。
私たち親がいなくなった後、子供1人きりになるのはつらいだろう、支え合う人が1人でもいればなんとかやっていけるだろうと思ったからです。
けれど、出産してその考えは変わりました。
理由は4つあります。
1.性欲がなくなった
今の私には驚くほど性欲がありません。
子供を作るには行為が必要なわけですが、正直煩わしいです。
これに関しては産後間がないために、ホルモンの関係で赤ちゃんの面倒を見ることを最優先するようになっているからではないかと思います。
医師からは、帝王切開の場合は体を休めるために2年は期間を開けるよう言われているので、もう少し時間をおいて様子を見てもよいかもしれません。
2.消えかけている命に気付けなかった
先の問題をクリアできても、さらなる理由として、赤ちゃんが仮死状態でお腹の中にいたことに気が付けなかったことがあります。
(詳しくは下の記事)
1週間胎動がないことを何とも思わず、普通に過ごしていました。
主人や医師が危機感を持っていたから何とか命を救えたものの、私ひとりだったらどうなっていたかというのは想像もしたくありません。
赤ちゃんが仮死状態になった原因ははっきりせず、消去法で言うなら、へその緒のねじれが普通よりも多かったところがあると医師からは言われました。
さらに医師は「次の子供のときに同じことが起こるかというと、その可能性は低い」と続けました。
しかし、次に子供ができても、自分は同じようなことをしてしまうのではないか、赤ちゃんが出すSOSに気が付けないのではないかと、出産前後の体験がトラウマになっています。
母親として、子供のことに敏感になれなかったことに責任を感じ、2人目を作る自信がありません。
3.痛みをもう経験したくない
3つ目の理由は大したことがないのですが、帝王切開で麻酔が切れた後、痛みが本当に強かったことがあります。
傷口が痛んで、術後しばらくはベットの上で横に1cm動くだけでも冷汗が出ました。
私は1.6リットルも出血し、輸血が必要なギリギリのラインで踏みとどまりました。
医師たちの前で股を開き、そこから今まさにドクドクと出血していた様子は思い出すだけでも顔が青ざめます。
4.平等に愛情を注げない
最後に仮に2人子供を持ったとして、2人ともに同じように愛情を注ぐのは難しそうです。
私は昔から広く浅く人と付き合うより、狭く深くの関係を持つことが多かったです。
彼氏ができると友人にまで手が回らないタイプでした。
友人・彼氏と子供とは別物かもしれませんが、それを証明するには2人目を生んでみるしかありません。
これはとても危険です。
産んだ後で悔やんでも取り返しがつきません。
子供を2人とも不幸にしてしまうかもしれません。
また、何かと比較をしないと気が済まず、物事に白黒ハッキリ付けたがる性格も災いしそうです。
兄弟姉妹間で子供を比較し、善と悪、優等生と劣等生などと知らず知らずのうちに区別をしてしまう可能性があります。
産後改めて2人目ということを考えたときに、自分の性格が向いていないと気が付きました。
まとめ
私が2人目を望まない理由は
- 今のところ子作り欲がない
- 子供のSOSに気付かなかったトラウマがある
- 産後の痛みを二度と経験したくない
- 2人の子供を平等に扱えないかもしれない
という4つです。
今は1人目の子育てで手一杯なので、深刻に考えすぎている面もあるとは思います。
主人は2人目を望んでいたようなのですが、産後に話をしたところ理解を示してくれ、一人っ子でも構わないと言っています。
疑問…
2人目を望んでいる方、実際に出産された方はこれらの悩みはなかったのでしょうか?
またはどうやって悩みをクリアされたのでしょうか?
またそもそも、子供は兄弟姉妹がいないと不幸でしょうか?
親の私たちが亡くなった後も強く生きてもらうためにはどうすればよいのでしょうか?
1人目の産後間もない今ですが、考えてしまいます。