帝王切開の傷。その様子と私にとっての意味
ある日主人から尋ねられました。
「やっぱり女性の体に傷がつくって嫌な気分?」
帝王切開の傷を指しての質問でした。
あまり傷のことは深く考えたことがなかったのでパッと答えは浮かびませんでしたが、今回はそのことを書こうかと思います。
傷の様子
私の場合はお腹を縦に切りました。
おへその下8センチくらいです。
今はミミズ腫れのちょっと腫れすぎ版といったところでしょうか。
傷は赤くなって0.5センチほど膨れています。
それ以外は何の変哲もないお腹です(強いて言えば贅肉が多いくらい泣)。
そう言えば母も私の傷について心配していました。
産後入院しているとき、真っ先に駆けつけてくれたのですが、1番初めの質問は
「縦に切った?横に切った?」
でした。
縦に切ったことを伝えると
「ビキニが着られないじゃない!」
との返事。
いや、出血多量でそれどころじゃなかったんだよ…とも思いましたが、やはり娘の体に傷がついたというのは母にとってショックだったようです。
私にとっての傷の意味
確かにビキニは着られないでしょうが、私はこの傷がそんなに嫌ではないです。
むしろ勲章くらいに思っています。
妊娠8ヶ月で出産したので陣痛もなく、また麻酔が効いていて出産の痛みもなく、という私にとってこの傷は「確かに赤ちゃんを産んだという証拠」のようなものです。
手術中いきなり顔の横に赤ちゃんが現れて、自分が出産したことに気付いたのもあって、この傷がないと自分が産んだという確信が得られない感じがします。
娘が大きくなって傷のことを聞かれたら、「ここからあなたは出てきたのよ。お母さん、とっても嬉しかったの」と説明もしやすいですし、いいかなと思っています。
大半のお母さんは私と同じなのではないでしょうか?
人にお腹を見せるようなモデルさんの仕事をしているわけでもないですし、何も恥ずかしいこと、嫌な思いはありません。
さいごに
ということで主人には「嫌じゃないよ。勲章だよ」と答えたいと思います。
服を着れば隠れる傷のことよりも、服で隠れない贅肉の方が今はとにかく気になる私でした。